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10節 合成樹脂塗床/6章 内装改修工事/平成31年版 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)

6.10.1 一般事項
6.10.2 材料
6.10.3 工法
6.10.4 施工管理

6.10.1 一般事項

この節は、厚膜型塗床材 (弾性ウレタン樹脂系塗床材及びエポキシ樹脂系塗床材) 及び薄膜型塗床材 (エポキシ樹脂系塗床材) を用いて、床仕上げを行う工事に適用する。

6.10.2 材料

(1) 厚膜型塗床材

(ア) 弾性ウレタン樹脂系塗床材

(a) 弾性ウレタン塗床材のホルムアルデヒド放散量は JIS K 5970 (建物用床塗料) に基づき、等級は特記による。
特記がなければ、F☆☆☆☆とする。

(b) 弾性ウレタン樹脂系塗床材の硬化後における品質は、表 6.10.1による。

表 6.10.1 弾性ウレタン樹脂系塗床材の品質

(c) その他材料
プライマーは、1液形ポリウレタン又は2液形エポキシ樹脂とし、トップコートは、1液形ポリウレタン又は2液形ポリウレタンとする。
その他の材料は、主材料の製造所の指定する製品とする。

(イ) エポキシ樹脂系塗床材

(a) エポキシ樹脂系塗床材のホルムアルデヒド放散量は JIS K 5970 に基づき、等級は特記による。
特記がなければ、F☆☆☆☆とする。

(b) エポキシ樹脂系塗床材の硬化後における品質は、表 6.10.2による。

表 6.10.2 エポキシ樹脂系塗床材の品質

(c) その他材料
プライマー、骨材等は、主材料の製造所の指定する製品とする。

(2) 薄膜型塗床材

(ア) 薄膜型塗床材に使用する塗料は、エポキシ樹脂系とする。

(イ) 薄膜型塗床材のホルムアルデヒド放散量は、JIS K 5970 に基づき、等級は特記による。
特記がなければ、F☆☆☆☆とする。

(ウ) 薄膜型塗床材の硬化後における品質は、表6.10.3による。

表 6.10.3 薄膜型塗床材の品質

(エ) その他材料
プライマー等は、主材料の製造所の指定する製品とする。

(3) 塗床の色合等は、見本品又は見本塗りによる。

6.10.3 工法

(1) 新設のモルタル塗り下地は、6.15.6(2)により、施工後14日以上放置し、乾燥したものとする。
なお、下地の突起及び脆弱層(レイタンス等)は、除去する。

(2) 厚膜型塗床は、次による。

(ア) 弾性ウレタン樹脂系塗床は、次による。

(a) 弾性ウレタン樹脂系塗床の仕上げの種類及び工程は、表6.10.4により、仕上げの種類は特記による。
特記がなければ、平滑仕上げとする。

表 6.10.4 弾性ウレタン樹脂系塗床仕上げの種類及び工程

(b) 塗床材は、塗床材の製造所が指定する割合に正確に計量した主剤と硬化剤を、かくはん機により練り混ぜて用いる。

(イ) エポキシ樹脂系塗床は、次による。

(a) エポキシ樹脂系塗床は、次の①から③までにより、工法及び仕上げの種類は特記による。

① 薄膜流しのべ工法(平滑・防滑仕上げ)は、表6.10.5 による。

表 6.10.5 薄膜流しのべ工法 (平滑・防滑仕上げ)

② 厚膜流しのべ工法(平滑・防滑仕上げ)は、表6.10.6による。

表 6.10.6 厚膜流しのべ工法 (平滑・防滑仕上げ)

③ 樹脂モルタル工法(平滑・防滑仕上げ)は、表6.10.7 による。

表 6.10.7 樹脂モルタル工法 (平滑・防滑仕上げ)

(b) (a)に定める以外は、(ア)(b)による。

(3) 薄膜型塗床は、次による。

(ア) 薄膜型塗床の工法(平滑仕上げ)は、表6.10.8 による。

表 6.10.8 薄膜型塗床 工法 (平滑仕上げ)

(イ) (ア)以外は、(2)(ア)(b)による。

6.10.4 施工管理

(1) 気温が5℃以下、湿度 80%以上又は換気が十分でない場合の施工は、7.1.6[施工管理](1)による。

(2) 施工中は、直射日光を避けるとともに、換気及び火気に注意し、また、周辺を汚さないよう養生を行う。

(3) 仕上げ後、適度に硬化するまで、吸湿及び汚れを防ぐよう養生を行う。

このページは、国土交通省のWebサイトで公開されている 国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成31年版 をWebページ化したものです。

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