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9節 アルミニウム製笠木/3章 防水改修工事/平成31年版 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)

3.9.1 一般事項
3.9.2 材料
3.9.3 工法

3.9.1 一般事項

この節は、建物の屋上パラペット等の改修に使用するオープン形式(押出形及び板材折曲げ形)及びシール形式(板材折曲げ形) のアルミニウム製笠木に適用する。

3.9.2 材料

(1) 笠木本体の押出形材は、JIS H 4100 (アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材) に基づくA6063S (普通級) とする。

(2) アルミニウム板は、JIS H 4000 (アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条) による。

(3) アルミニウム製笠木の主な構成部材による種類は、表3.9.1により、部材の種類は特記による。
なお、板材折曲げ形の場合、笠木本体幅及び板厚は、特記による。
特記がなければ、板厚は2.0mmとする。

表 3.9.1 部材の種類

(4) 表面処理は、次による。

(ア) 笠木本体の材料の表面処理は、表5.2.2[表面処理の種別]により、種別は特記による。

(イ) 付属部品の表面処理は、笠木本体の製造所の仕様による。

3.9.3 工法

(1) 既存の笠木等の撤去及び新規アルミニウム製笠木の下地の補修の工法は、特記による。
なお、既存笠木等を撤去した後、下地となる構造体の寸法及び形状により3.9.2(3)によることが困難な場合は、監督職員と協議する。

(2) 笠木の取付方法は、次による。
ただし、板材折曲げ形の取付方法は、特記による。

(ア) 笠木の固定金具は、次による。

(a) 建築基準法に基づく風圧力及び積雪荷重に対応した工法は、特記による。

(b) 固定金具の固定は、あと施工アンカーとし、(a)に基づき、堅固に取り付ける。

(c) コンクリート下地モルタル塗りの上に取り付ける場合は、コンクリート部分へのアンカー長さを確保する。

(イ) 笠木本体と固定金具との取付けは、はめあい方式によるはめあい、ボルトねじ締付け金具等による。

(ウ) 笠木と笠木との継手部 (ジョイント部) は、ジョイント金具のはめあい方式によりはめあい、取付けを行う。

(エ) コーナー部は、留め加工とし、溶接又は裏板補強を行ったうえで止水処理を施した部材を用いる。

(オ) (エ)以外のコーナー部、突当り部等の工法は、笠木本体の製造所の仕様による。

このページは、国土交通省のWebサイトで公開されている 国土交通省大臣官房官庁営繕部 公共建築改修工事標準仕様書(建築工事編)平成31年版 をWebページ化したものです。

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